石巻港から松島まで、どれだけの時間がかかったのかは、よく覚えていません。今日会えるはずだった「野良」ネコたちのことを考えていましたから…。
どんだけ「野良」ネコ好きなんですかね。
しかし、これから向かう松島も名だたる日本三景の一つ。これまで、天橋立、宮島を訪れていた私は、RX-7を走らせながら少しずつ気持ちを切り替えます。
仙台→石巻→松島の回り道。しかし、元々松島の滞在時間は最終日に立ち寄る程度で考えていましたので、少し遅めの時間になったのは気になりませんでした。実際、着いたのは10時少し前で、土産物店も開いたばかりで人影がまばらな感じです。
そんな中、私は観光船の乗船券を買い求めるため、海沿いにある売り場へと向かいます。もしかするとこちらも欠航か…?という石巻港での残念な記憶が頭を過ぎりましたが、杞憂に終わりました。外洋に出ないのと、1時間とかからず元の港に戻ってくるのがその理由なのでしょう。午後には欠航になるかも、という話でしたが、その判断は海の状況を見ながら比較的直前になって決めるようでした。
とはいえ、あえて乗船時間を遅らせて乗れなくなるリスクを冒す必要もありません。到着して最初に出航する船に、さっさと乗り込みます。
追加料金を払って2階のデッキに上がり、撮影した写真を何点か。
感想を言えば「惜しい」の一言です。
最後の一枚をご覧いただければわかると思うのですが、台風迫ってる感が半端なくて、とにかく景色がどんよりと。。伊達政宗公もこのような時には舟遊びに繰り出さなかったことでしょう。ちなみに4枚目のあひるの形をした岩は、2011年の震災で頭が落ちそうな状態になり、首のあたりをコンクリートで補強してあるとのことでした。
しかしながら、今回はこのような感想になりましたが、松島が持つポテンシャルは、きっとこの程度のものではないと思います。ですからいつの日かベストコンディションの時にあらためて訪れ、その本来の姿をゆっくり堪能してみたい、と思います。
……。
なんだろう、この必死にフォローしている感じ。自分で書いていて、記事に全然熱が感じられない…。
きっと、私が海の近くに住んでいて、日常的に水上バスに乗ったりする環境になかったなら、また違った感想を持てたのかもしれません。以前、そのような環境になかった頃は、海に出るだけでテンションが上がったりしていましたので。
松島観光協会の方々、ごめんなさい。正直に言います。今回はもう一つ良さがわかりませんでした。ですので、いつかまた必ずお伺いして、その時は僭越ながら最高の松島を紹介させていただければと思います。