【おそらくは地上最後のロータリーターボ】RX-7と過ごした日々

RX-7(FD-3S)と過ごした日々のことをまったりと書いていくブログです。


RX-7と出会った日のこと

昨日、RX-7でゴルフに行ってきました。

 

毎年この時期は、気温が下がるにつれてエンジンの吸気温も下がり、暑い時期にはアクセルを深く踏み込んで無理に加速させるような感じだったのがウソのように快調になります。

 

アクセルを踏んだ分のイメージを超えて、スルスルッと加速していく感じ。まさにロータリーターボに乗っていて良かったと思う瞬間です

 

今日は、そんなRX-7に出会った日のことを書きたいと思います。

 

時は今から20年近く前の2000年4月29日。

 

ゴールデンウィーク中に何の予定もなかった私は(寂しい)、その当時気になっていたSUVを見に、当時の愛車のMR2に乗って規模の大きな中古車展示場へ向かっていました。

 

その頃住んでいた世田谷区から甲州街道に乗り、新宿方面へ。さらに進んで皇居、銀座、築地を通り過ぎ、当時はなかった晴海大橋の手前で左に曲がって豊洲まで。

 

展示場は、豊洲駅前の交差点を右折してずっと奥にありました。

 

景色は今とは全く違います。今でこそ道路は整備されゆりかもめが空を走り、マンション、変電所、そして豊洲市場までもが立ち並んでいますが、当時は東京ガスの敷地内を通っていくような感じで、この先に本当に展示場なんてあるの?なんて思いながら向かったのを覚えています。

 

果たして、着いたのは海に囲まれた広大な敷地に、見渡す限りの車が並べられた展示場。

 

開放感あふれる景色に、どこにも行くところがないゴールデンウィーク、ここに来れただけで良かった、などと思ったものです(やっぱり寂しい)。

 

そして、その後20年近くの時を一緒に過ごすことになるRX-7と出会いました。

 

お目当てだったSUV…当時人気爆発中だったハリアーを早々に見終わった私は、外車からファミリーカーまで何でもあるその展示場で、色んな車に目移りしながらうろうろ。

 

そして、、見つけてしまったのです。走行わずか3,000キロ、内外装とも新品同様のシルバーのRX-7を。

 

1999年2月生まれの通称Ⅴ型と呼ばれるそいつには、驚愕の188万円のプライスタグがついていました。注)当時、同じ年式のRX-7の相場は、230万円を超えていました。

 

途端に落ち着きをなくす、ハリアーを見に来たはずのゴールデンウイークに行くところすらない寂しい男。今日乗ってきた車はMR2。SUVに興味を引かれていたとはいえ、こんな好条件のスポーツカーを目の前にして見逃すには乗ってきた車がマニアックすぎる…。

 

かくして私は、この後ゴールデンウィーク中にこの展示場へあと2回通うことになるのです。

 

ホントに行くところがなかったんですね。。