【おそらくは地上最後のロータリーターボ】RX-7と過ごした日々

RX-7(FD-3S)と過ごした日々のことをまったりと書いていくブログです。


ファーストインプレッション(その2)

ファーストインプレッションの話の2回目です(何か変)。

 

今回は、前回良い部分を書いたので悪い部分を書こう、と思ったのですが…実のところ、少し乗ったぐらいでは特に自分で感じ取れる部分はありませんでした。 

 

ただ、自分が不慣れだったために 戸惑ったことは2点ほどあり、今日はその内容を書きたいと思います

 

まず1点目は、それまで乗っていたNAのMR2とRX-7のトルク特性の違いです。

 

踏んだらその分だけ忠実に加速するMR2は、ピークパワーこそRX-7に大きく劣るものの、コントロールは非常に楽でした。とにかく反応が良く、微妙なアクセルワークにもきちんと応えてくれるので、とても扱いやすかったです。

 

それに対し、RX-7はロータリーエンジンの特性で低速トルクが極端に薄く、その分静止状態からのスタートではアクセルを大きめに開ける必要があるのですが、、ターボが効き始めると一気に前へ飛び出す!しかも、エンジンブレーキがかかりにくいロータリーエンジン、アクセルを抜いても全く減速しない!!

 

今でこそ、トルクが盛り上がる途中でその分だけアクセルを抜いて加速を一定に保ったり、多少飛び出したところをコントロールするのは苦ではないですが、当時の扱いにくさはちょっとした恐怖でした。

 

しかし、(前回も書きましたが)慣れというのは恐ろしいものです。

 

後に私は、高速域での排気の抜けに不満を持ち、マフラーを変え、さらに低速トルクを薄く、ターボが効き始めると暴力的な加速をする仕様へと変えていくのです。。

 

 続いて2点目。もう一つ戸惑ったのは、MR2とRX-7の車両感覚の違いです。

 

一見、似たようなスタイリングをしているMR2とRX-7。サイズは高さを除きRX-7の方が少しずつ大きいのですが、そのサイズ感以上にRX-7は見切りが難しく、特に車幅については今でもたまに戸惑うことがあります

 

理由ははっきりしませんが、着座位置が低く感じることによるものでしょうか。何にせよ、「ミラーは触覚代わり」などといって狭い道でもギリギリまで左に寄せて平気ですり抜けができたMR2とは雲泥の差です。

 

と、ここまで書いてきて思い出したのですが、私にとってRX-7のシートは、実はあまり出来が良くないんですよね。ヒップポイントが前後どこでも良いような作りなので、ついホールドの悪い後ろの方に座ってしまう。。

 

その点、MR2のシートは良く出来ていましたし、時代は違いますが、現在の86のシートもすごく造りが良いです。なので、シートだけは早々に変えたいと思っていたのですが、、このRX-7のシート、極限まで低い位置に座ることが出来るように作られており、たいていのシートでは座面が高くなってしまってサーキットに行くようならヘルメットが天井に当たってしまいます

 

うーん、首を曲げたままでは、タイムを削るどころではありませんね。。ちなみに私の身長は180センチ、胴が特別長いわけではない…と信じています。

 

RX-7のシートに私と同じ感想を持たれる方がいるかはわかりませんが、シート交換を考えている方は「こういうこともあるんだ」ということを、頭の隅に留めておいていただければと思います。