【おそらくは地上最後のロータリーターボ】RX-7と過ごした日々

RX-7(FD-3S)と過ごした日々のことをまったりと書いていくブログです。


《 RX-7との旅 》唐突ですが東北旅行記です ~4日目・田代島~

前回、田代島最大と思われるネコ溜まりに遭遇した私。

 

そこでも「第一島ネコ」「第二島ネコ」に接したように、一匹一匹それぞれのネコを構いたかったのですが、島の滞在時間は4時間とちょっと。帰りにもう一度この場所を通ることもあり、先を急ぎます。

 

目指す先は島の高い場所にある「猫神社」。途中に「島の駅にゃんこ共和国」があるのですが、「仁斗田港」から見て目的地の一番奥になるその場所へ、急ぎ足で向かいます。行ってみたい場所の一番遠いところまで先に行って、帰り道の残り時間でたくさんの島ネコたちに触れ合う作戦です。

 

「ネコ溜まり」から先、「猫神社」へと続く道は木立に覆われた山道でした。民家も途切れネコの姿もないため、足を止めることなくひたすら前に進みます。

 

前に田代島全体を散策する場合は最初に「大泊港で下船するのが便利」と書きましたが、その理由の1つがこの「猫神社」が「大泊港」の方に近いことにあります。乗船後に島の案内図を見て知ったのですが、もう少し前に確認しておけばよかった…。おかげでたくさん歩いて健康になってしまいました。

 

かなり長い道のりを歩いて、ようやく「猫神社」に到着。その由来については、下の写真を拡大してご覧ください

 

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猫神社の守り神「美與利大明神(みよりだいみょうじん)」

 

ちなみに神社はこんな感じで、想像していたより少し小振りでした。きっと神様のサイズに合わせたのでしょう。

 

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ネコの置物がたくさん置かれた「猫神社」

 

この日は当番だったのか、看板と色違いの神様が鎮座していました。

 

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黒ネコの姿を借りた当番の守り神

 

さすが堂々たる風格。頭を撫でても腰をとんとんしても身じろぎひとつしません。お役目お疲れ様です。

 

「猫神社」から「島の駅にゃんこ共和国」へ戻る道は、変わらず木立に覆われた山道でした。その道の真ん中を歩いていると、まだ見ることができない道の先から「にゃぉぁお~ん」という明らかにこちらに呼びかけるネコの鳴き声が聞こえてきました。

 

そして、姿が見えるようになると、こちらと同じように道の真ん中を歩いてきて、そのまま足元で寝転がったのがこの島ネコ

 

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人懐っこさは島一番

 

正直、ちょっと信じられなかったです。

 

野良ネコと親交がある方はご存知かと思いますが、 人慣れしている野良ネコであっても、普通は人と道で出会ってもそのまま真っすぐ近づいてくることはありません。道の端に逃げて遠巻きにこちらの様子を伺い、大丈夫と判断したうえでようやく近よってくるのが一般的です。

 

きっと、島で大事にされているのでしょう。このネコは何かを欲しがるふうでもなく、寝転がったまま「いいから撫でてくれ」アピール。人間が大好きで、撫でてあげると至福の表情を浮かべてさらに甘えてきます。

 

暮らしている環境がこの島だと、ネコの人間に対する接し方はこんなふうになるんですね。もちろん人が近づくと警戒するネコも少しはいましたが、この島が特別な島なんだと感じられた出来事でした。

 

補足ですがこの島ネコ、前に書いた「動物ピース」という番組で、同じようにカメラの前で寝転がっていました。「猫神社」から「島の駅にゃんこ共和国」の辺りに居ついていると思いますので、立ち寄る機会がありましたらこの柄(髪型)を目印に見つけてかまってあげてください。