前回まで「RX-7との旅:2016年夏~金沢・能登半島・白川郷~」編をお届けしていましたが。その最中に目にしたのが、和倉温泉唯一の給油所が閉店するというニュース。
ああ…あそこの給油所、なくなってしまうんだ。。それが、ニュースを目にした時の最初の感想でした。記事には書かなかったのですが、和倉温泉に到着した時に給油と洗車をしてもらい、後にも別のタイミングでRX-7で訪れた給油所だったからです。
自分にとって何の縁もゆかりもない場所で、2度に渡って訪れた給油所。他ではちょっと記憶にありません。そもそも行ったことがあったとして、印象に残る出来事でもない限り、まず覚えてはいませんし。
ですがこの給油所では、その「印象に残る出来事」がありました。旅行2日目の行程を終え、高速走行時の虫の付着を洗車して落とすためこの給油所に乗り入れた時、事務所から二十歳前後のスタッフが3~4人バラバラと飛び出してきて。どうやらRX-7の排気音を聞いて、スポーツカー(チューンドカー?)好きが抑えられなかった様子。
しかし、勢いよく飛び出してきたは良いものの、品川ナンバーを見たからか、見た目普通のブログ主を見たからか、その後は遠巻きにRX-7を眺めるばかり。こちらから近づいていって話しかけるのも変なのでそのまま微妙な距離感を保っていましたが、結局会話したのは、車を拭き上げてくれたスタッフから「きれいなRX-7ですね」と言われた時ぐらい。ボンネットを開けて、パーツの話ぐらいしても良かったんだけどな…と思ったのでした。能登の若者、遠慮しがち。
なお、この給油所…「ENEOSイソライトライフ和倉温泉給油所」は、施設老朽化のため営業を終了するとのこと。近年、ガソリンスタンドは減少の一途をたどっていますが、この先旅行をする時には空白地帯に気をつけないといけなくなるのかなぁ。。今度の車も燃費が良い方ではないし、なるだけ都市部で給油するようにしないと。でもそうすると、ますます地方のガソリンスタンドが疲弊してしまうんだよなぁ。。
何にしても、些細なことだけど思い出があるガソリンスタンドが閉店してしまうのは本当に残念。もう一度訪ねてみたいとも思うけど、最終営業日は2月29日。雪上走行の準備がないから難しいかな。。もうRX-7で行くこともできないし。
でも、普段は目にすることが少ない、遠く離れた地のガソリンスタンドが閉店するというニュースに奇跡的に触れることが出来ただけでも幸運だったと思います。スタッフの皆様、本当に長い間お疲れさまでした。