【おそらくは地上最後のロータリーターボ】RX-7と過ごした日々

RX-7(FD-3S)と過ごした日々のことをまったりと書いていくブログです。

《 RX-7との旅 》2016年夏~金沢・能登半島・白川郷~その⑤

第5回目となりました、 2016年夏の旅。

 

場面は勝手に撮影スポットに設定した、海沿いの空き地を出発するところから。次の目的地の「すず塩田村」へと向かいます。

 

この「すず塩田村」の「すず」という地名は、実はずいぶん以前から知っていました。以下の記事で書いた小山田いく先生の「気まぐれ乗車券」に印象的な場面として出ていたからです。

 

 

漢字表記だと「珠洲市」。

 

なので、道すがら列車とすれ違わないか気にかけながら走っていたのですが、列車どころか線路の姿すら見かけることはなく。山と海が接近しているこの辺りの地域なら、道路も線路も同じような場所に作るはずなのに…。ちょっと不思議には思っていましたが、それを確認する間もなく目的地の「すず塩田村」に到着。

 

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海水を熱して塩を取り出すための塩釜

目の前の海もきれいです。これは美味しい塩が作れそう。

 

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すず塩田村の近くの海

でも、実際に海水をまいて水分を蒸発させるための「塩田」は、周囲には見当たらず。何か建物の一角に有料エリアがあったけど、もしかするとその先に塩田があったのかな?昼食の時間が迫っていたので入りませんでしたが、見ておけば良かったかも。

 

「すず塩田村」を後にすると、昼食をとるためにあらかじめ探しておいたお店に向かいました。この日食べたかったのは、名産の「能登の岩牡蠣」。旬の時期からは少し遅れているものの、能登に来た以上は外せない一品です。

 

しかし、到着したそのお店の入口には、無情にも「本日休業」の札が。どうして…?今日は休業日じゃないよ…?金沢の「近江町市場」に続いてこの旅2度目の誤算、大きな痛手です。

 

とはいうものの、いつまでもここにいても仕方ありません。次の目的地を観光地の見附島…たぶん併設のレストランぐらいあるだろう…に定め、RX-7の向きを変えるため空き地に頭から突っ込みます。

 

すると、目の前に使用されていない古びた建物が。これってもしかして…。

 

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RX-7と古びた駅舎(旧飯田駅)


既にずいぶん前から使われていないらしい、古びた駅舎でした。

 

「気まぐれ乗車券」には、能登半島を北に進むにつれ、1編成の列車の車両が徐々に切り離され、最後は1両だけになることを会話するシーンがありました。この記事を書いていて徐々に思い出してきたのですが、いつか能登半島に行ってみたいと思ったのは、その会話のシーンから想像した風景を、いつか自分の目で見てみたいと思ったから。

 

その鉄道は、とっくの昔に廃線になっていました(2005年廃線)。思えば「気まぐれ乗車券」を読んで、既に数十年の月日が流れています。寂しい気持ちはありましたが、既に珠洲駅も取り壊されている現在、当時の姿を残す駅舎を偶然見ることが出来たのは本当に幸運。何だか、一区切りがついたような気持ちになりました。