「山寺」こと立石寺。
1000年以上も前に開かれ、松尾芭蕉が訪れて名句を読んだことでも知られる由緒あるお寺。
…ざっくりした説明ですみません。現地で見た看板に書いてあり、記憶に残っていたことを何となく書いてみました。
その「山寺」へ、蔵王エコーラインを走り抜けた私は向かっていたわけですが、、ここで前回のブログに書いた「ノーブレーキ、ノーアクセル走法」について補足しておきたいと思います。まずいらっしゃらないとは思いますが、もし言葉の通りにマネをして、事故に遭われるようなことがあると申し訳ありませんので。以下、箇条書きします。
・ノーブレーキ、ノーアクセルはあくまで原則。速度が高すぎたり低すぎたりするような場合は、当然アクセルとブレーキを使います。
・シフトチェンジにより減速を行います。決してギアをニュートラルに入れるなどして空走するのに任せているわけではありません。
・走っている時は、足はいつもブレーキペダルの上。いつでもフルブレーキをかけられるようにしています。
要はイリーガルにならない範囲で楽しむお遊びの一つ。特別な走り方ではありませんし、誤解のないようにお願いします。
さて「山寺」です。
「お金はポストに入れておいてください」という性善説に立ったとある民家の有料駐車場にRX-7を止め、 お寺の敷地へと足を踏み入れます。
そして、 立石寺の本堂にあたる「根本中堂」でお参りをし、松尾芭蕉の像を眺め、茶屋で購入したソフトクリームを食べながら奥之院山頂までの所要時間を店員さんに訊ねます。
返ってきたのは片道40分くらい、という答えでした。
うーん、、往復1時間半近くの時間と1000段を超す階段の数(後半は看板で見て知りました)。まだ旅行の初日なのに、ここで疲れてしまって大丈夫なのか?ご存知のとおり、RXー7は一切の運転支援システムとは無縁です。
しかし、わざわざここまで来て入口付近をうろうろした挙句、ソフトクリームを食べただけで帰るのも…と思い直し、入場料300円を支払って山門をくぐり抜け、登山道を歩き始めました。
結論は、行って良かったです。途中、階段を上っているうちにだんだんムキになって、最後の方では駆け足になりトレーニングをしているかのような状態になるというトラブルはありましたが、最上段から見下ろした景色が壮観!
いつもこういう場所に来ると思います。昔の人は、どうやってこの場所にお寺を立てたのだろう、と。
現在のように整備されていない荒れた道を使って木材や石材を運び、足を滑らせては谷底へと落ちて命を落とした人も多かったはずです。
建築技術を語れば現在とは比較にならないのは当然ですが、当時の人たちのものを作ることに対する「覚悟」という点については、、、現在では及ぶべくもないのでは、というふうに思ってしまうのです。