以前、私が以下の記事を書いたことを覚えている方はいらっしゃるでしょうか。
あれから約4か月、3,000キロ弱を走行した私は、この時に装着したサスペンションを交換する決断をしました。
自分としては納得いかない結果となりながらもすぐに交換しなかったのは、もしかすると乗っているうちに馴染んでこないか?もしくは自分の方が慣れてきたりしないか?などと考えていたからですが(もったいなかった、というのもあります)、結論として、当初の感想のまま変わらなかったため交換することにしました。
しかしながら、次のサスペンションを選択するにしても、自分の乏しい知識や幅広い車種を扱う量販店のアドバイスを頼りにするのでは心許ないのも事実。
そこで私はついに…ついに、RX-7のことを熟知しているチューニングショップの門を叩くことにしたのです。
そのチューニングショップの名前は、「プロスタッフ R-Magic」。神奈川県相模原市に店を構える、以下の記事で「FD-3S(8台目)」として写真を掲載させていただいた車両を制作されたショップさんです。
ちなみにこちらでは、今回記事にした車高調整式サスペンション装着の他に、ブーストコントローラー取り付け、追加メーター取り付け(水温計、連成計)も合わせてお願いしたのですが、その内容については次回以降書きたいと思います。
で、肝心の装着してもらった車高調整式サスペンションは、「A'PEX-i N1 DAMPER Type PRO(52φ)」という製品に、R-Magicのチューニングが加えられたもの。サーキットでも街乗りでも使える脚、を狙って仕上げられたものです。
取り付けを決断する前にはデモカーに乗せていただき、その具合を確認することができました。これが、チューニングショップの一番良いところだと思います。 事前に知っておくことで、納得して選択することが出来ます。私が乗せていただいた時は、かなり固めの脚でありながら、ギャップを超える時の突き上げが少なかったのを覚えています。
ただ、以前の記事にも書いた通り、全ての面において万能というわけではありませんでした。後になってわかったことですが、よく走っていた首都高速4号線の連続する段差の突き上げは、ほとんど「いなす」ことが出来ず…。低速域では問題なく「いなせて」いたギャップが、高速域ではスプリングとダンパーの固さがそのまま反映されているような乗り心地でした。まあ、4号線に限らず首都高速の連続する段差は、市販車のサスペンションでもちゃんと「いなせて」いるものは少ないので、この話を持ち出すこと自体ほとんど反則なのですが…。
一方で、コーナリング時の安定感や追従性は抜群。ADVAN NEOVA との組み合わせではどんなに振り回しても不安感は全くなく、明らかなオーバースピードでコーナーに飛び込むか、高い限界に自分がついていけず操作ミスをすることでもない限り破たんしないのでは、と思えるほど。
結局、このサスペンションを装着した私は、その性能を試したくてサーキットを走ることになりました。走行会が筑波2000で催された際に初めてその機会を得たのですが、車を壊すことを恐れた私が叩き出したラップタイムは何と1分20秒!
…。
その後、色んな走行会に参加するようになってタイムを縮めることはできましたが、最終的に1分9秒を切るのがやっとでしたので…まあそれぐらいのレベルです。
次回、ブーストコントローラー取り付けの話に続きます。