おおぅ、寒い。。誰ですか?今年は暖冬とか言っていたのは。そんな今日この頃、ロータリーエンジンのRX-7は壊れやすいのか、の後編です。
今回お伝えするのは、RX-7が「壊れやすい」というのはどういった理由によるものかですが、その話をする前に、まず最初に2つのことをお断りしておきたいと思います。
*走行性能の基本である「走る」「曲がる」「止まる」という重要な部分については、「壊れやすい」ということはありません。
*「壊れやすい」のはRX-7だけではなく、当時のマツダ車共通の話と考えています。
説明すると、1つ目については書かせていただいた通りです。ですので、RX-7の購入を考えている方は過度な心配は不要と思います。
問題なのは2つ目。以下に、これまで私のRX-7で故障が発生したパーツを一覧します。いずれも走行40,000キロまでに発生しており、この実績を見る限り、壊れやすいという点は否めないと思います。
①スターター
新車から2年とちょっと、約10,000キロを走行した辺りでバッテリー切れの時のような症状で動かなくなりました。原因はブラシの摩耗とのこと。…いやいや、これぐらいの使用で摩耗が原因で故障するとか不自然すぎる気が。ちなみに、その時交換したスターターは、17年経った今でも元気に動いています。
②パワーウィンドウモーター
5年が過ぎ約26,000キロを越えたころ、徐々に上下する動きが遅くなり止まりそうになったため交換しました。以降、同様の症状は発生していません。
③ワイパーモーター
6年、約31,000キロでパワーウインドウモーターと同じ症状が出たため交換しました。以降、同様の症状は発生していません。
④オルタネータ
これは7年半が過ぎ、約40,000キロを走行した辺りで動かなくなりました。その頃3年ほど車通勤をしていたのですが、その日の朝、エンジン音が妙に静かだと思っていたらその時には既に動いていなかったらしく、帰りにはセルが全く回らなくなっていました。
上に書きました通り、これらの故障は全て40,000キロまでに発生しましたが、約50,000キロを走行して手放したMR2では、このような故障は一切発生したことがありませんでした。 RX-7との差を言えば、MR2は全くチューニングをしていなかったということがありますが、故障したパーツの内容を見ればチューニングの影響は考えにくいものばかり…。他にもホース類に穴が開いて交換するような軽度の故障も何度かありましたし、単に車両の個体差と言うよりは、マツダとトヨタのパーツの品質の違いかな、と思います。
ですので、 「RX-7は」というより「マツダ車は」壊れやすい、というのが私なりの結論になります。ただし、この結論は当時のマツダ車に対してであり、現在のマツダ車のパーツがよく故障するのかは私は把握できておりません。
なお、ここまで読んでいただいて、そんなに故障が多いならやめておくか、と思われた方へ、最後に以下のことをお伝えしようと思います。
実は私のRX-7、上記の故障が発生して以降の約12年、一度も故障が発生していません。問題があったパーツを一通り交換してしまったからだと思いますが、その点を考えると問題のないパーツはそれなりに高寿命なのだと思います。
また、パーツの供給については、他の古い車に比べればかなり恵まれています。可能なものはリビルド品が用意されていて新品に比べて安価に手に入りますし、FC-3Sのパーツの供給も今なお続いていることを考えれば、パーツが手に入りにくくなるのはまだしばらく先のことと思われます。
次回からは、また東北旅行記に戻ります。