少し前に、紅葉シーズンを迎え、第2いろは坂が一方通行になるというニュースを聞きました。
それを聞いて思い出したのは、以前RX-7でいろは坂へ紅葉を見に行った時、料金所のおじさんにかけられた言葉。
「走りに来たの?」
品川ナンバーが目についたからでしょうか。当時「頭文字D」が流行っていたからでしょうか。おじさんの目は確信に満ちていました。
しかし、ただ紅葉を見に来ただけの私は、否定するしかありません。
「いや、ただ紅葉を見に来ただけですけど」
そもそも、もしそういう目的で来るのなら、こんな観光客であふれる時期の真っ昼間には来ないですから。
しかし、おじさんは頑なです。
「いやいや、わかってるから」
何をわかってるんでしょう…。RX-7みたいな車に乗っていると、他人からはこんなふうに見えるんだなぁ、と変に感心した出来事でした。
さて、前回の続きです。
担当の「Jさん」の前で「この車、欲しいです」とお金がないにも関わらず高らかに宣言した私。
その後事務所に向かった私は、少し変わった交渉をします。
「この車必ず買いますので、少しの間だけ売るのを待ってもらえませんか?」
そうです。お金がないにも関わらずローンも組みたくない私は、取り置きをお願いしたのです。ブランドもののバッグじゃあるまいし。
実は私、当時の愛車のMR2を購入した時に漢の全額60回払いローンを組み、支払いに苦労したという過去があったのです。
車体価格215万円に諸費用35万円で借入限度額いっぱいの250万円。6.5%の年利がついて総額310万円。バブルの末期頃の話で金利も高く、なかなかの買い物でした。。
ちなみに、当時RX-7のFC-3Sを買わなかったのは、限度額いっぱいの250万円でもお金が足りなかったから…というのは余談です。
しかし、そんな私の身勝手な申し出を、そのまま聞いていてはお店として商売になりません。
話し込むこと小一時間。結局、支払いについてはゴールデンウィーク中に半金、6月末までに残りの半金を支払うことで決着し、かくして私はこの展示場を5月6日に訪れることになるのでした。。←3回目